２．

　次のお仕事は、連絡の取れないカトリーヌちゃんのところへ行くこと。そこでギブスンが誰を追っていたのか手掛かりを得てくるのが任務。
　ＪＵＮＫＥＲ本部東側３件目の建物ね。はいはい。おお、結構いいマンションですな。………って、なんでクリーチャーがいるの？　しかも建物の中にまでー！
　取り敢えず全部蹴散らして一番奥のお部屋へ。カトリーヌちゃんと初の対面。
　マジ可愛いです。お母さん似ですかカトリーヌちゃん（笑）。お父さんの突然の死に、ぽろぽろとこぼす涙も麗しいです。
　……妙な気起こさないよーにそこのキミ。
　でも多少は覚悟していたのか、すぐに気を取り直すと今度はギリアンのコトを心配してくれたり。イイ子やん。
　お父さんの躾がしっかりしてたのね。大丈夫、お父さんの仇はこのおじさん（おじ…）がきっと取ってくれるからね（笑）。
　
　では早速ギブスンのお部屋を捜索。メモやらワープロデータ（ワープロ！）やらからスナッチャーの皮膚メンテナンス病院の存在を知る。うむ、「スナッチャー」の展開の通りですな。
　一通り捜査を終えて部屋から出ると、ありゃりゃ、あんなにたむろっていた敵がいない。カトリーヌちゃんイベントが終了したからか？　まあいいや帰るの楽だから。
　本部に戻ると局長が次の行き先を指示してくれた。センタープラザに行けとさ。
　そうか……アウターヘブンだな(￣ー￣)*
　一度これまでのデータをセーブしてトライサイクルに乗り込み、センタープラザへ………って、なんで１７桟橋〜〜っ！？
　………行き先指定間違えましたごめんなさい。
　
　改めてトライサイクルを呼んでセンタープラザへ。……ああビックリした。
　センタープラザは……ディスク２にあります。歩き回ってる人から話を聞くと、アウターヘブンの場所はすぐにわかりました。
　わかりましたけど……入れない。紹介状がいるのですね。さてその紹介状はどうすれば手にはいるのでしょう？
　聞くと、「シエロ」という居酒屋のマスターがアウターヘブンの経営者と昵懇らしく、じゃあこのマスターに頼み込むべし、と行ってみたら……スペイン語ですか……。
　スペイン語っつうたら主要６カ国語のウチの一つじゃん。ギリアンあんた軍で特殊訓練受けたんでしょー？　なんでわからへんの。ＩＱ１８０の伝説の男じゃないから？　それからプチ、あんたもや。曲がりなりにも情報分析がお仕事なら、翻訳ぐらいできんとー。
　……翻訳はオプションなの？　あ、そう……。部品は市販品を使ってるのね。本部に戻らなきゃなんないのかと思ったヨ（でも普通はそうだろー）。
　
　と言うわけでオプションの言語拡張ディスクを買いに行くことに。町の中心部は敵がうようよしてて移動しにくいったらー（泣）。
　しかもザコ敵としてあの熊モドキが出てくる。いやー、あんた嫌いー、経験値とお金だけ置いてどっか行ってー（追い剥ぎ…）。
　初めてバイオ兵器なるものも食らいました。良かった少しだけどニュートライザー持ってきておいて。でもこっちもレベル上がってるから以前ほど苦戦はしません。
　で、適当に経験値ゲットしつつジョイ・ディビジョンへ。
　ほほう、ここが何でも売ってくれる店ですか。その割には全然商品が見あたらないようですが。
　なんでもいいや、言語拡張ディスクないですか？　え、ない？　盗まれた？　まあ、戸締まりはしっかりしとかんといかんよ。
　しかし困ったな。これじゃあシエロのマスターが何言ってるかわかんない。うむー、取り敢えずレベルアップしつつ情報集めてみよう。ここでは回復もしてくれるし。
　……金いるけどな。
　
　行ったり来たりしてるとゲーセン発見。ふーん、時々景品に盗品が出るって？
　……なんて町だ一体。仕事してんのか警察。何でもかんでもＪＵＮＫＥＲに任せときゃいいなんて考えてるんじゃないだろな？
　取り敢えず見ときましょうかとゲーセンに入る。係りのお姉さんに話を聞くと、やっぱ言語拡張ディスクが景品になってる
　盗品なので少々気は引けるが、手に入れないことにはにっちもさっちもいかないので挑戦してみることに。
　ほうほう、スナッチャー叩きね。なんかジャンカーズアイみたいですな。スナッチャー一つ叩くと１００点。クリア目標点が１０００点だから、最低１１個叩けばいいのね。よっしゃあ、頑張りますわよ！
　……全然ダメ。６００点。叩くときのタイミングが掴めない。しかもいたいけな市民が混じってるし。思いっきりぽこぽこ叩いちゃったよ。きーーーーっ、悔しいぃぃっっ！！
　と言うわけで再度挑戦。何かもう夢中になっちゃってはっと気付くと１１００点。１１００点かあ………って、クリアしてるじゃん！！
　ぜ、全然気が付かなかった……恐るべし、ミニゲーム。
　
　盗品とはいえ言語拡張ディスクを手に入れ（いいのかなー？）、シエロへ行く。
　おお、マスターの言ってることがわかりますよ。しかしネオ・コウベの公用語（？）って何語？　やっぱ日本語なの？（関西弁だったら大笑いだけど）
　「人種の坩堝」とか言われながらも言葉が１種類しか通用しないってのはとっても不便なことだと思いまふ。
　……は？　家族旅行のクーポン券を無くした？　なんだ此の町はさっきから……。
　スナッチャー被害以前の問題だぞしっかりしろ警察。ＪＵＮＫＥＲはスナッチャー捜査専門機関なんだからさー。頼みますわよ。市民の生活守ってやってちょうだいな。
　まあでもこのクーポン券を入手しないことには話が先に進まないですしー、どーせまたゲーセンにあるわよきっと（投げやり……）。
　
　……あったよ。マジで。次は１２００点以上取ればいいのね。わかったわよやってやろーじゃないのさ。
　１６００点取りました。よっしゃこれでクーポン券奪取だ。シエロのマスターに届ける。お礼？　ならアウターヘブンの紹介状書いてくれ。
　書いてくれました。恩を徒で返さない、とっても善良な市民のマスター。家族仲良く火星でもどこでも行ってくれ。でも土産は忘れるなよ。ペナントとか「根性！」って書いてある木刀とかは不可だからな。最低でも饅頭だ（謎）。
　ではでは早速アウターヘブンへＧＯ！
　さてここのどっかにナポレオンが居るはず。………って、いたじゃん。何もったいぶってんのさ。何？　映画見に行け？？　映画に出てる？？？
　……何じゃその手掛かりは。
　まあいいさ。そこまでいうなら見にいくさ。ジョイディビジョンで前売り買ってー、映画館はどこかなと……あ、あったあった。え？　３Ｄ眼鏡売り切れ？　なによー、早く言ってよー。またジョイディビジョンに戻らなきゃなんないじゃん。あー、めんどくさー。
　まあ、お陰でレベル１６になりましたけど。熊倒すコツも飲み込んだし。
　そんでまた前売り買って（上映中なのに「前売り」とはこれ如何に？　あ、きっと金券ショップみたいなこともやってんのねーと勝手に納得）３Ｄ眼鏡買って。ついでに弾も少し補充して。元来た道を戻ります。
　
　映画館に入ると……うはあ、何じゃこの人だかりー！！　スクリーンが見えませーん！！
　立ち見ってフツー、席の後ろとか脇とかだろー？　これじゃ座ってる人の邪魔になってるよー！！
　弱ったなと思っていたら掃除のオバサンがこっそり耳打ちしてくれた。あ、そーなの？
　なるほどそれでスクリーンの脇にトイレがあるのね（笑）。
　で、トイレに入ってみる。おおお、見えました見えました。あら「ゴ○ラ」かと思ったら「コジラ」なのね。良かった著作権にひっかかったらどうすんだと心配してたけど、それなら問題ないや（ないのか？）。
　…………で………３Ｄ？　どこが？　あああっ、終わってもうたー　　何でこんな作品に立ち見ができるのん？？　それにナポレオンは？？
　……いた。最後。提供テロップ。
　………なめとんのかワレ！　こんなもん見るためにわざわざ２回も前売り買わしよってからに！　いっちょオトシマエつけてもらおかー！！
　ってなもんで、アウターヘブンへ向かう。怒濤の如く店内に入り厨房を突っ切ってカウンター内へ。おう、オトシマエつけんかい！！！（こんなギリアンやだ）
　つけて貰いました。オトシマエ。別に指ツめてもらったとかじゃないですよ。そんなことしたって何の得にもならないです（冷酷）。れくたあさんじゃないので賞味する趣味も持ち合わせてはおりませぬし。大男の情報をいただけただけでございます。てゆうか、それしかくれなかった。くそお。
　まあいいや仕方ない。一度本部に戻って（戻らないと次の街へ行けない）、局長に報告だ。
　
　本部に戻り、また新しい銃を買ってみる。２丁。あ、４丁は持てないのか。強制的に倉庫に入れられちった。新しいのを使ってみたいからさ、取り替えていい？
　弾も補充したし、薬も補充しておこう。ジェミー今帰ったよ。
　いない。あれれ？　トイレかな？　取り敢えずロビン使って回復しとこうっと。しかしジェミーがいないと華がないなあ、この部屋。
　しょうがないので本部出る前にミカに話しかけてみる。励まして貰ったのは嬉しいけど、口説けないし押し倒せないし、ちょっぴりヨッキュウフマンのギリアンでした（ギ「ヨッキュウフマンはお前だろ！」）。そうかも。
　ナポレオンの情報に従って向かった先はサウス・ダウンタウン。
　……寂れています。しかもなんじゃこの敵の多さはーー！？　こんなにうじゃうじゃしてるところに人間が住んでる筈は……あったよ。結構いるよ。
　いろいろ聞いてみる。北側にジョイディビジョンがあるのですか？　でもそこに辿り着くまでに一体何度戦闘せねばならんのか。確かに命がけやー。
　敵のレベルも上がってるしなー。だから仲間呼ぶなってぇぇっ！！
　
　マップも複雑で、なんか建物の配置が変。えーん数が合わないよー（泣）。
　手掛かりのランドシャフト見つける前に、ダイスシェーカー見つけてしまいました。先達によるとここのディーラーのおねえさんが情報をくれるはず。
　近寄って話しかけてみる。「いらっしゃいませ」……………は？　それだけですか？
　あー、もしかしてランドシャフト行かないとフラグが立たないのかな？　んじゃあ行ってみようか。多分まだマップの完成してない西側だと思うけど。
　通りすがりの人に聞いたらやっぱ西側だって。
　……………待てやおい。そこってクリーチャー過密地帯やないですかーー（涙）！　どうしてもいかなならんのーー？　ねー、なんとか他に方法はーー？？
　……なさげです。仕方ない、行くか（しくしく）。
　
　群がる敵を千切って鼻毛千切って鼻毛（←変換ミス。「一太郎」をお使いの方、試してみてくだされ）、漸くランドシャフトみっけ。
　ここで何をするとフラグが立つの？　と思ったら……誰かいる。このクリーチャーみっちり地帯に佇んでいらっしゃる。
　勇気があるのかバカなのか、それとももう諦めていらっしゃるのか。取り敢えず接触してみよう。
　あ、真下から接触せんといかんのね。よっしゃ接触……って、敵と接触してどーするのーー？？　ほらバトルに突入しちゃったじゃないかー
　仲間呼ぶ敵じゃなくてよかったです。トマト爆弾５連続投下してくるやつだった（よかったのか？）。
　それはおいといて、あのー、ランドシャフトってここですよねー？
　……はい？　いや閉鎖中なのはわかります。だって扉に板が×印に打ってあるし、ハイレッドセンターの作品でもなさそだし（古っ。つーか判る人いんのか？）。それでね、バランとかゆうヤツのことを知りたいのですよ私は。
　……ダイスシェーカーに行けと？　いや私そこから来たのですけど他に何か手掛かりないですか？　ないの？　また戻らなきゃなんないの？？
　これだからＲＰＧって……（ぶつぶつぶつぶつ）。
　お陰でまたレベル上がりましたけどねえ……。
　
　ダイスシェーカーでお姉ちゃんに話しかける。「お姉ちゃんいっしょに茶ぁでもしばきへん？」　いやそーでなく（汗）。
　そしたらお姉ちゃんが「おごってくれるんやったらええよ」……とは言わず、バランの住処を教えてくれました。………ちっ（何故に舌打ち？）。
　ＣＤの看板の上がってるマンションですか。確かどっかで見た記憶が……。
　あ、そうだ。北東の隅の建物にＣＤの看板があったかも。よしそこへいくべし。
　そうしましたら、今まで敵のいなかったところに敵が。もういかにもここですと言わんばかりに溢れかえってる。
　溢れかえってはいますけどジョイディビジョンが近いのでちっとは楽かなあ。よし、入ります。
　うわ、ダンジョンだ。ここもマップを描こう。やっと方眼紙買ってきたからね。しかしどの部屋もがらんとしててまるで廃墟。こんなところに人が住めるとはって、さっきもそんなこと書いた気が。
　
　ここにもクリーチャーがうろうろしてますな。しかも階段行くのに部屋を通らねばならんとは、なんとゆう造りの建物だ。階段側の部屋に住む人は煩くて仕方なかっただろう。頻繁にいろんな人間が自分の部屋ん中通って行くし。生ゴミの収集日なんて、きっととんでもないことになってたと思うぞ。どんなに激安家賃でも、私だったらそんな部屋借りたくない。
　とゆうわけで２階に上がってみる。ぬっ、見たことない敵がいるぞ。戦ってみよう。
　うわ、久々の浮遊タイプだ。しかもコイツ、回避速度早っ。全然ダメージ与えられんやないの。攻撃力はさほどじゃないけど、これは長期戦だなあ。先にバーニアを殺さんといかん。でも当たらへんよー。
　弾いっぱい使ってなんとか撃破。困ったなあ、もしこんなのばっか出てきたら、時間と弾ばっかかかってしゃあないやん。
　試しにそーっと覗いてみたら……こいつばっか。
　……すんません、顔洗って出直します。
　確か浮遊敵に効果のある爆弾があった筈なので、一度本部に戻ってみよう。でもそれにはまた敵畑を通らねば。
　あ〜あ。ランダムさんに会えるのはいつになることやら……（涙）。　
　
　本部に一度戻り、薬やら弾やらオプションやらを充実させてみる。そしてまたサウス・ダウンタウンへ。
　……相変わらず敵だらけや〜。もういい加減にしてくれえ〜
　作成したマップを頼りにマンションを上がる。２階。例の浮遊敵。ん？　今回は意外と回避が少ないぞ？　これならもしかすると楽に倒せるかも。
　……倒せました。そうか同じタイプでもみんながみんな回避に優れてるとは限らないのね。意外と個性あるんだクリーチャー。
　２階は殆ど通路ばかりで、あっと言う間に３階への階段が見つかる。勿論その前に敵と遭遇しまくってますけど。
　では３階に昇りましょうね。３階……いきなり屋上ですか。
　この建物、外から見ると高層ビルっぽかったんですが、そうか……３階から上は蜃気楼だったのですね。
　
　パイプやらフェンスやらを避け、先に進むと……おわ、また回ってる。好きやねえあんたら。
　今回の「櫓の太鼓」はお姉さんです。何だか「ＩＣＯ」の１シーンを連想させるなあ。
　むむう、また連戦なんですね。ダブル武器の場合は攻撃力が落としづらいので厄介。しかもこいつら命中率高いし回避率も高いし。
　あーーーー、殉職してもうたやんけーー　くそーー、やり直しかいーーー。
　今度はマメに回復を試みてみる。１発食らう毎に防御力下がるんだもの大変だよ。数発食らっちゃ回復、攻撃、また回復。うううう、めんどいぃぃ。
　１対多のバトルは「ＭＧ」シリーズだけで充分でございます。
　
　それでも何とか撃破してお姉さん救出。まあ、やはりあのバランはスナッチャーでございましたか。で、ヤツは何処に？　地下ですと？　でも地下へ行く階段なんてあったかしら。
　……お姉さんのお部屋を通っていくと。そういうことでございますか。
　それにしてもホントに不思議な造りのマンションだ。お姉さん、よくここに暮らしていられますなあ。そろそろお引っ越しなさってはいかがでしょうか？
　お姉さんのお部屋は２階にあった鍵のかかった扉の、あのお部屋なのですね。ほほう、案内して下さると。なんて親切なんざましょ。ではよろしくご案内の程を…………って、あああああ、とっとと先にいっちゃったよーーー！
　メリルといいクリスといい、小島作品の女性ポイントマン（ポイント……ウーマン？）て、みーんなこんなキャラなんかいーー！
　まあ場所知ってますしそんな複雑なマップでもないから良いんですけどねー。
　
　２階に降りてあのお部屋を目指す。あらここは流石に居住空間という感じがいたしまわすわね。こざっぱりとしてて。でもクリーチャーでいっぱい。
　さっきのとは違うタイプの浮遊敵です。やだなあもう。お姉さんごめんね、お部屋残骸だらけになっちう。
　クリーチャーの残骸で部屋を散らかしつつ先へ。お姉さんは何処ーー？って、また捕まってるやん。
　でも今度は盆踊りじゃないのね。人質状態なのね。こいつクリーチャーの癖に知恵がまわるのう。
　お姉さんに弾を当てると問答無用でゲームオーバーになると聞きましたので、取り敢えず当てない方向で……先達のアドバイスに従い、腕を狙う。
　それ今だ逃げろお姉さん！
　やあこれで楽にバトルが出来ますわ。１対多のバトルに比べたら楽勝です。ふふふ、あっさり撃破ですのよ。
　お姉さんに感謝もされたことだし、なかなかやりがいのある仕事だなＪＵＮＫＥＲって。さて先に進みましょう。
　
　………あのー、これ上り階段なんですけどー。バランが居るのは地下では？　でもここしかルートはないし。仕方ない、上がってみるか。
　やっぱ屋上です。さっき行けなかった西側部分。ここも敵で溢れてる。
　バトルしつつぐるぐると道なりに回ると、下り階段発見。………この建物って……。
　ま、まあいいか（汗）。取り敢えず進もう。
　階段をおりるとそこはまたどなたかのお部屋。でも明らかにだれも住んでない。代わりにクリーチャーうろうろしてる。めんどいし避けていこーかなーと思ったらげげっ、追っかけてくるう！
　偶然かと思ったらどうもそうじゃないみたい。トレースされてる。またバトルだよ全く……。
　それにしてもここって、あっちこっちに何げにダンボールが置かれていますけど、これはゲットできないのね。これ被って進めば敵にトレースされることもないよーな気がするんですが……ギリアン、あんた軍でそういう訓練は……受けてないか。
　特殊部隊っつーてもＦＯＸＨＯＵＮＤではないのですね。なーんだ（がっかり）。
　
　また昇ったり降りたりなのかなーとちょっとげんなりしてたら、今度は何とか降りる階段ばっかりだ。そして漸く地下へ。
　しかしバランとか言うヤツ、出入りする度このダンジョンを行ったり来たりしてたんか？　……ちょっと感心したり。方向音痴の私では絶対に住めましぇん。
　地下には敵がいない。上の階にはうじゃうじゃ湧いてるのに。その代わりとゆうか、壁際にアヤシイロボット状のオブジェらしきものが。
　そういえばバランって機械工とか言ってたっけ。何作ってんだ？　ひょっとしてロボヲタか？
　一番奥に誰か居る。ぬうっ！　もしかして貴様か！　貴様がそうかあれだなえーと弁当の間仕切り！！
　…………すみませんごめんなさいもう言いません。
　それはさておきここで会ったが百年目！　いや実際には２日ほどだが、ギブスンの仇を取らせてもらうわよっ！　つーか、とっととイベントクリアしないことにはランダムさんが現れんのじゃあ！！（←利己的ー……）
　しかしふと思ったのですが……バランって「大男」なんですよねえ。でもここに出てくるキャラってみーんな２頭身（ＳＤだもの）。当然バランも２頭身。２頭身で大男ってことは………頭が並外れてでかいっつうことかい！！？？
　よし！　今日からキミの名は「デカ頭」だ！　よろしくなデカ頭！！　さあ戦おうデカ頭！！！（ホントに頭でかくて悩んでる人に失礼です）
　
　バトル画面になりました。おうおう、やっぱでかい頭やのう。
　先達の情報によるととっとと逃げてしまうということなので取り敢えず１発だけ撃ってみよう。
　やっぱ逃げよった。卑怯だぞデカ頭。
　追っかけるけど……いない。何処逃げたデカ頭！（しつこいです）
　む？　どうしたプチ。何かいるって？　何が？
　うはあああっっ、何じゃこりゃあ！　動き出しましたで壁のヤツがーーー！！
　……って、大体想像はついてたけどな。しっかし何処まで卑怯なんだデカ頭（もういいって）。
　しかもコイツ強いー。更には２体もいるしー。こっちゃあ一人なんだぞ。
　１発食らっただけでライフ５分の４激減。しかもなんでバイオ兵器使うのんー。あああ、プチが弱気な発言をー………。
　と、その時、いきなり横合いから二体まとめてぶっ飛ばしてくださった方が！
　きゃーー、待ってましたわランダムさん！　あなたにお会いしたい一心で、限界値超えて日付変わるまでプレイしてしまいました。ＭＳＸ、かなりアツイです。
　………丸いですな。あなたもやはりぷっくぷく（笑）。失礼だけど、可愛いです。シルエットからの登場がもう最高です。
　そういえば「スナッチャー」でもシルエットからの登場でしたわね。やはりヒーロー登場といえば高いところかシルエット（偏ってる）。
　それにしても、そんな可愛いなりしてるのにかっこよく見えるのは何故でしょう？　やはりこれはファンの贔屓目？（いいえこれはきっと愛のなせる技）
　ところであなたがパーティに加わって下されば百人力なのですが。ごっつい敵を纏めて葬り去ってくださるその攻撃力を、是非正義と秩序のために役立ててはくださいませんか。
　ハンターであらせられるなら、それも立派なお仕事の一環であると考えられますし。報酬だって支払われますものを……。
　………くださいませんのね（涙）。一緒に戦いたかったのに……ＮＰＣでもいいから共同戦線張りたかった……。わかりました一人でお仕事いたします。それではいずれ。行こうか、プチ（とぼとぼ）。
　
　普通のＲＰＧなら当たり前なのにな、パーティ編成。
　大人数すぎるのも何だけど（采配が大変）、でもこのゲームは何処までも一人でやらなきゃなんない。ＪＵＮＫＥＲって、孤独。
　………そうね、キミがいてくれるわねプチ。キミが居るのと居ないのとでは随分張り合いも違うわ。ごめん、私一人じゃなかったよ。プチ、キミが居てくれればきっと戦える。
　でもランダムさんには仲間になって欲しかった……くすん






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