Ready-to-Eat, Individual

MENU NO.1  GRILLED BEEFSTEAK


○内容一覧
 @ MRE HEATER
 A PEANUT BUTTER
 B SPOON
 C BEEFSTEAK
 D MEXICAN STYLE RICE
 E BEEF SNACK STRIP
 F CRACKERS
 G BEVERAGE BASE POWDER CHERRY FRAVOR
 H ?
 @はメニューを温めるためのヒーターで、水を入れると発熱します。
 概ね、メニューはメインとサブがあるのですが、この場合はCがメインでDがサブにあたるのでしょうか。
 デザートは見あたりません。Eがデザート代わりのようです。名称から推測するに、ビーフジャーキーかと思われます。

……肉料理のデザートが肉?

 日本人には思いもつかないような発想ですが、残しておいて後で食べることができるからではないか……との見方も可能かと(好意的解釈)。
 「乾し肉」といえば、欧米での保存食の代表みたいなモンですからねぇ(憶測)。
 Hは?になってますが、中身は市販品のお菓子であろうと思われます(以前、ス○ッ○ーズのビーナッツバーが放射性廃棄物と化していてある意味昇天した経験があるので、実は要注意だったり)。

この他に、以下のような付属品があります。
○付属品一覧  
 @ MOIST TOWELETTE
 A SUGER
 B TABASCO
 C MINT GUM
 D MATCHES
 E TOILET PAPER
 F COFFEE(DRY)
 G CREAM(DRY)
 H SALT
 FGは飲料系ですが、他は調味料及び「お口の恋人」です。歯磨きの代わりも兼ねてるんではないかと。
 見ての通り、「いたさきます」から「ごちそうさま」のその後までケアしています。流石です。

  
○試食    (試食日 2004/5/23) 
 以前にビーフ系メニューを食して半ゾンビ化したにも関わらず、懲りずにビーフ系メニューに挑戦です。
 あの時はメニューを温めるのに慣れないMREヒーターを使用したため、メニューが充分温まりきらず、それで○○さが倍増したものと思われるので、今回は初心に戻って「湯煎」することに。
 ……いや、数こなさないとヒーター扱いの腕前は向上しないの判ってるんですけどね、MREヒーターを楽々と使いこなす女ってのもちょっとあれかと思われるので……(汗)。
 で、鍋に湯を沸かし、沸騰したところへ外箱から取り出したブツを放り込む。
 まず最初に放り込んだのはサブと思われる「メキシカンスタイルライス」。
 コンブで出汁をとってるところじゃありません。
 湯煎しているところです。


      コンブは固体さんドールのバンダナだけで充分……。
 ヒーターより楽とはいえ、加熱時間の目安なんか描いてあるワケもないので、もう適当です。真空パックでカチカチになっていた全体がほんわり柔らかく崩れたあたりで取り出し、開封。
 ……まあ、「メキシカンスタイル」ですからね。白飯とは思ってませんでしたよ。
 見てくれと香りはかなりスパイシーそうです。なんといいますか……「メキシコ風リゾット」って感じで。
 でもそんなに悪い印象はなく、まあ、食べられそうな感じです。
 出だしは悪くないなと思いつつ、次いでメイン食材「ビーフステーキ」(加熱済み)の封を切る。


 ……ニオイ、めっちゃヤバイんですけど(汗)。

 例えるならそう……CD缶のニオイです。
 ペット飼ってる人なら判るかもしんない……ええ、ドッグ○ードのニオイにクリソツなんです!
 だ、大丈夫なのか人間がこれを食して(汗×2)。
 そりゃまあドッ○フードだって、人間用ではないってだけで毒物でも劇物でもないわけだし、背に腹は代えられないって時にはありがたい非常食になることもあるかもしれない(いや私は食べたことないですけど)。
 そう己に言い聞かせつつ、中身をさっきのリゾットの隣に盛りつけてみました。
 こうして見るとそれなりに美味しそうな感じもしないではないですが、実際はこの肉、「ステーキ」というよりは「厚切りのハム」と言った感じでして。
 しかも、一応焼き網模様が入っているあたり、何となく姑息。
 更には。上の内容一覧を見てお気づきかも知れませんが、
ソースなしなんです。

 ………もの凄くヤな予感………。
 いざとなったらジャパニーズ・オールマイティスパイス「しょーゆ」に頼ることとして、不安を抱えつつ早速試食開始!

↑天麒麟の今日の朝ご飯。↑

  
 クラッカー2枚とピーナッツバター、そんで粉末のコーヒーにクリームをいれてみました。
 判りにくいかも知れませんが、かなりのボリュームです。大体、このピーナッツバターからして、日本人が普通に摂取する1回分の、軽く倍はあるかと思われます。
←このくらい。
これも多分食事の時にというよりは、食事が摂れない時に消費したカロリーを手っ取り早く補うために存在するのでしょう(好意的解釈)。

………でもそれならカ○リー○イトとかウィ○ーイ○ゼリーとかの方がいいような気も………。
   普段、朝はトースト&野菜ジュースという組み合わせの私にはこの量だけで結構キッツイもんがあるんですけど……頑張ってみるよ。
 まずは、リゾットを一口。

 
………味がありません(汗)。

 いえ、塩気とかスパイスの辛みは感じるんです。そりゃもう盛大に。でもそのほかの味があまりしない……。
 一応、タマネギとかトウモロコシなんかも入ってるようなのですが、素材の味が殆ど感じられません。
 だからといって、吐き出したいほどマズいかといえばそーでもなく、辛いのに慣れてしまえばそこそこ食べられるのかなー、とも思われるのです。
 まあ、平たく言ってしまうとなんともコメントに詰まる中途半端な味だとゆうことで(汗)。
 さて、問題はこのステーキ(モドキ)なんですが……。
 スプーンで割った感触は、一枚肉というよりやはり厚切りハムと言った感じ。
 口元に持って行くと、鼻孔を刺激するドッ○フードの香り(大汗)。
 ………私負けないもん(涙)。
 思い切って口に入れてみました。

 
やっぱり、味がない〜〜(涙)。

 幾ら向こうの方が、日本人より味覚に関してはガサツおおらかとはいえ、これはやはりソースが必要なのではないでしょうか?
 確かにそれなりに下味は付いてますけど、せめてこのニオイだけでも消してくれたら……とほほ。
 しかもこれまた、もんのすごくマズいわけではなく、たいそう微妙(汗)。
 口中から鼻孔にかけて充満するニオイをコーヒーで誤魔化しつつ(これはネスレの市販品なので、結構美味しいのです)、クラッカーにピーナッツバターを塗って口直し。
 しかしこのクラッカーがまた曲者でして。
 味はそう悪くはないんですが、口に入れた瞬間、口中の全ての水分という水分を全て吸い取ってくれるのです。もう、口ん中はカラカラのパサパサ。
 ……戦闘時において、何のメリットがあるのでしょうか。私にはわかりません。
 それでも3分の2程までは私、順調に食しておりました。そりゃまあ決して美味とはいえませんがもともと私、ゲテモノ系の味覚に関しては許容量が大きいもので、慣れるのが早いんです(威張れない……)。
 ですがゴールも近づいてきたあたりで異変発生。
 冷めてきたんです。料理が。
 冷めるとただでさえ××な料理が更に××化、しかも臭いは輪をかけて激烈になり……。

 
……………わ、私負けない。絶対に負けないもん!(半泣き)

 泣きながらゴールテープを切りました。ええ、本当に泣いてしまったんです。
 ←無事完食。この撮影の後、ちゃんとコーヒーも飲みました。 

    
 これは最早朝食の量ではありません。おなかはぱんぱんです。しかも胃の奥からはあの不吉なにほひが上がってきて……(汗)。
 しかも、まだ戦いは終わっていないのでありました。え〜、これは何でしょう?
 どうやら粉末ジュースのようでありますが……なんか量多くありません?
 封を切ってみると中には薄赤い粉末が。かなりヤバ気な色です。
 試しにちらっと舐めてみました。

 
…………く、クスリくさい…………(涙)。

 幼い頃に飲まされた、水薬を思い出してしまいました。これ、飲まねばならんのですか?? どうしても???

 うわーー……へこたれそう(涙)。
 でもこれ、粉末ジュースみたいだし、とゆうことは水で薄めればきっと何とかなる、かも……。
 で、薄めてみました。↓
 ヤバさ激増しました。触れたその箇所から赤が染みこんでいきそうです。
 しかも何故か皿で薄めてしまったため、アヤシサが臨界寸前のスープができあがってしまいました(理性も臨界に達していたのかもしれません)。
 でもここまで来たからにはもう引き返せません。
 玉砕覚悟でおそるおそる皿の縁に口を付けてそっと啜り込んでみると……。

 
………あれ? 美味しい??

 薄めたからでしょうか。クスリ臭さが影を潜め、ほどよい甘みと酸味が絶妙のバランスを醸し出してます。
 香りも、まあ多少の人工香料っぽさは残ってるにしても、ちゃんとチェリーの香りです。

 なーんや全然大丈夫やん。普通に飲めるやん。
 この毒々しい赤にはちょっと抵抗がありますが、後から舌赤く染まってしまうことを気にしなければホントに普通のチェリージュースです。
 ソーダ水とかで割っても結構いけると思います。

 ……そっかー、コレ飲みながらあのクラッカー食べればよかったんだーー……。
 



○総評
 とにかく味よりあの「ニオイ」には往生しました(汗)。ゴール間際には譫言のように「六根清浄、六根清浄……」と呟いている自分自身が(汗×2)。
 「試食」が後半「苦行」になっていたようです。
 ニオイモノに弱い方は避けた方がいいメニューかもしれません。
 食感は、ステーキとライス、ではなく、厚切りハムとリゾットだと思えばなんてことありません。耐えられます。充分に。
 ただ、ジュースは本当に美味しかったです。お代わりしたかったな……。
 ジャーキーとお菓子(憶測)にはまだ手をつけていませんが、それはまた後ほど、ということで。
 だってもう胃に余裕ないですから……(汗)。
 一応、胃薬だけ飲んでおこう……リバースだけはしたくない……。

 ※結局、お昼は殆ど食べていません。夕飯時近くまで微妙に満腹感が持続。レーションは「腹持ちもよい」ことが判明しました。流石戦闘食です。
 が、満腹になって動けなくなったらどうすんねん……という気もしないではないな(動けないのは満腹感からだけではないこともあるかも)。



《後日附則

 ビーフジャーキーはちょっとサラミ寄りの食感。「カルパス」に近い感じです。味は、スパイスと脂分が強め。でも食べられないことはないです。
 登山やトレッキングの時に携帯しておくといいかも。でも激疲れの時はお勧めしません(胃がやられます)。
 そしてお菓子は市販のチョコバーでした。やはりちょっとニオイが心配でしたが、今回は美味しく完食。
  
 ごちそうさまでした。
 ただしあの「臭い」、4日ほど鼻に残りましたよ……(涙)。



   

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